前駆陣痛が来たのが30日の朝から。で、本格的な陣痛が始まったのは31日に入った辺りかな〜?
午前三時頃には10〜15分間隔。朝八時頃には7〜10分・11時頃には既に5分間隔になって「おしるし」の出血がりました。
ダーリンにはお休みを取ってもらったので「おしるし」があった時点で、急いで病院へ。
病院到着は12時20分。とりあえず正確な陣痛の間隔を計ってみると陣痛はあるものの一定の強さの陣痛はまだ10分間隔。子宮口の開きは2センチ・・・。
まだ産まれなそうという事で一旦病室へ入りました。
いや、マジで「こんなに痛くて辛いのにまだ2センチ???」「もう帝王切開でいいから産ませてー!」って心境でした。でも、それがあまりの痛みで言葉にならない。なんとか出てくる言葉らしきものは「痛いーーっ!」だけ(笑)
病室は大部屋(5人部屋)だったんだけど、同室の人たちがすっごく親切でダーリンがトイレに行ってる間に腰を揉んでくれたりしたのだよ(ほろり)
そのまま暫く苦しむと突然下半身に生暖かいものが。ベッドパッドが濡れるほど出血しちゃったんですねー。それを二回繰り返した時点でもう陣痛は3分間隔に。午後五時半頃かな?そのまま分娩室へと直行ー。
分娩室で子宮口の開きの確認をするとすでに8センチ開いていた!なので、陣痛室には入らずにそのまま分娩台で出産のタイミングを待つことに。
いやあ、その時に診てくれた宿直の外部から来てる先生が最悪でー!初産なので産道が固かったんだけどそれを柔らかくしようとグイグイと子宮を広げようとするのよ!それがもう痛くて痛くて痛くて痛くてーーっ!
「痛いーーーーっ!やめてーーーーっ!」と叫びながら分娩台から逃げそうに&先生を蹴り飛ばしてやろうかと思いました(笑)
その後とりあえず子宮口を柔らかくする注射を打ったり陣痛のタイミングを計っていると、不思議なことに赤ちゃんの心音は変わらず元気だけど何故か私の陣痛が治まってきた。たまに分娩台に上がると安心しちゃって陣痛が治まる人がいるらしい・・(爆)
でも私の場合はその前に出血が結構あったので、早めに出した方がいいという事で「陣痛誘発剤」を使って人工的に陣痛を起しました。
ここで宿直の先生に代わってお休みの所を呼び出された名誉院長(笑)のY先生が到着。
誘発剤を点滴し始めて5〜6分するといきなりドンドコと陣痛復活!!呼吸法を指導されながらいよいよいきみます!!
この辺りあまり覚えてないんだけど何回かいきんだんだけど、なかなか上手くいかなくて・・・。でもやっぱり早く出さないと赤ちゃんもキケンになるから名誉院長の判断で「吸引分娩」に切り替えました。これがまた大変だった・・・(TT)
下からはY先生が吸引機で赤ちゃんを吸引。上からは助産師さんが乗り上げて私の腹をガンガン押す!!!これを陣痛の度に続けて午後八時前・・・にゅるっと何かが出てきました(爆)
生まれた瞬間にオギャー!・・はなかったんだけど、以前から赤ちゃんは生まれた瞬間に泣く事は稀だって聞いてたのでそのまま分娩台の上でグッタリ状態。
それでも視線だけは生まれたばかりのベビーの方へ向けてました。こちら側からはよく見えなかったんだけど、何やら鼻や口の中に詰まった異物(?)を取ろうと管で吸引している様子。そして暫くして元気に「ふにゃー」と泣くわが子の声を聞けましたー。
「ああ、良かった・・・・。」と、ようやく安心したんだけど、相変わらずベビーの周りには助産師さんや看護師さんが何やら集まってワタワタしてる。
それを横目で見ながらダーリンの「お疲れ様」の言葉に「もう産まない〜〜〜」と気弱な声を出しながら、ゼーハー言ってました(^^;
続いてダーリンが分娩室の外に出され、後産を済ませました。この後産ももう一人出たんじゃないの?と思えるくらいニュルッ・・と何かを産んだ感じ。
そして切った場所をチクチク・・・。でもこれがまた痛いんだわ!!!!陣痛の痛みに比べれば全然なんだけど、我に返ってるものだからその痛みだけに意識が集中しちゃって・・。そしたら何とY先生ったら「あ、麻酔するの忘れてた」だと!!(爆)
その後、麻酔をして貰ってひたすらチクチク・・。吸引分娩ってこともあって傷が大きかったみたいで、結構な時間かかりました。
その後は二時間ほどその場所で安静にしていなければならないとの事で、ダーリンが隣に戻ってきて暫しお喋り。
でもすぐにY先生がやってきて衝撃の一言。「赤ちゃんがなかなか出て来れなくて、お腹の中で自分の便を吸ってしまったみたいで、上手く呼吸が出来てないようです。大丈夫だとは思うけど、うちには新生児を診る施設がないので念のために大きな病院に搬送しましょう」とのこと。
Y先生は「あくまでも念のためですから」と言ってくれてたので安心はしていたんだけど、やっぱりすぐに離れ離れになるのは切ない〜〜。移送先の病院をY先生が探してくれてる間、看護師さんがベビーを連れてきてくれて抱っこさせてもらいました。
初めて抱いたわが子。感想は「・・生暖かい・・・・」でした(爆)でもこんなデカいのが腹の中に入ってたんだから、この子も窮屈だっただろうな〜・・。私も頑張って産んだよ〜・・。と、しみじみ。
そして移送先が見つかったという事で(本当は遠い病院しか空いてなかったんだけど、市内の病院に救急の人が交渉してくれた)ベビーは保育器に入れられて行ってしまいました(TT)
ダーリンも手続きなんかがあるからそのままベビ子の入院先に行ってください、ってことだったので、私は暫く分娩室でグッタリ〜。
その後、思えばもう丸一日食事をしていない事に気づき、それに気づいた途端にお腹が減ってきた(笑)
助産士さんが車椅子を持ってきてくれて、そ〜っとその上に乗っかり、病室へと帰りました。分娩室から出たときの廊下の空気が冷えてて凄く気持ちよかった事を覚えています。
ベッドに横になってようやく眠れる・・・と思ったら、助産士さんが取っておいてくれた夕食を持ってきてくれました。コレが旨そうのなんのって!でっかーーーいエビフライが丸々一匹!
でもお腹は空いていたものの、食欲より睡眠欲が勝ってしまい、エビフライだけ食べてすぐに横になりました。・・が、出産後の興奮でなかなか眠れませんでした。眠れたかと思うとまた出産で苦しんでる夢見るしさー(笑)
夜が明けて。
病室の皆からオメデトーの言葉。子供は別の病院に行っちゃったのー。と言ってもあからさまに慰めの言葉をかける訳じゃなく、皆、明るく普通に接してくれたのは有難かったです。
他の病室では皆、カーテンを締め切りで話なんてしてなかったみたいなんだけど、私が入った病室の皆はとっても仲がよくて、常にカーテンは開けてお喋りに明け暮れました。
ともすればベビ子が傍に居なくて不安で泣きそうになる私が、ナーバスにならずに済んだのは、この病室での皆の雰囲気のお陰かもしれない。感謝してます(^^)。
その後は夏場&出産で汗まみれになっていた身体を洗い流すためにシャワーへ。そこで初めて自分の腹を改めて見たんだけど・・それはそれは悲惨な事になってました(TT)まるで風船が萎んだみたいな腹!!縫った場所が痛くて歩くのも座るのも困難だしさ。出産を終えてもまだまだ私の戦いは続きましたよ(泣)
入院生活はとっても楽しかったです。一体いつになったらベビ子は戻ってくるのか?とヤキモキもしましたが、ちゃんとダーリンが面会に行っててくれてたし、もう生まれた翌日には呼吸も正常になって元気いっぱいだと聞いてたので、安心はしてました。
ただ、授乳室で皆が自分の子供におっぱいをあげてるのに、私はベビ子に届けるためのおっぱいを絞る事しか出来なかったのが寂しかったかなー。
それでも何だかんだで退院の日を無事に迎え、楽しい入院生活とお別れするのは寂しかったけど、今度はベビ子との生活が始まる期待感でいっぱいでした。
退院したその足でベビ子の入院先へと行ったのですが、この先は日記(2003・8月分)にて。
とりあえずの出産報告はこれでおしまいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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